シンプルな結婚指輪のメリット・デメリット
新居の準備や入籍日、挙式をどうするかなど結婚にあたってさまざまな準備がありますが、その中でも結婚指輪のデザインは悩ましいことの1つではないでしょうか。飽きがこないシンプルなデザインを好む人や、自分らしいこだわりのあるデザインを選びたいと思う人もいるでしょう。ここではシンプルな結婚指輪を選ぶメリット・デメリットを紹介します。
シンプルな結婚指輪のメリット
シンプルな結婚指輪のメリットは、主張し過ぎないのでシーンを選ばずにつけることができる点でしょう。華やかなダイヤモンドが飾られたデザインは慶事ではふさわしいですが、逆に弔辞事ではふさわしいとはいえません。仕事やプライベート、冠婚葬祭などさまざまなシーンでその場に調和しやすいです。
シンプルなので華やかなデザインの指輪と重ねづけすることで楽しむこともできるでしょう。また、石が付いた華やかなデザインやこだわりの強い指輪よりも、価格をおさえられることもメリットです。結婚指輪は夫婦ペアで購入することが多いですが、男性が仕事や生活面を考えて普段から着けやすいのは、シンプルなデザインでしょう。夫婦で同じデザインにすれば、愛着もわいて、何年たってもつけやすい癖のないデザインが魅力です。
また、ほとんどの場合では結婚指輪を買い換えることはないため、何歳になっても似合うデザインとして、シンプルなものが選ばれるようです。家事や育児をしていても、シンプルなデザインであればストレスを感じることなくつけておくことができるでしょう。宝石が引っかかったり、取れたりしないか心配をしなくて済むためです。メンテナンスやお手入れも宝石が付いたタイプよりも簡単にできます。結婚後に体型が変わって指のサイズが変わったとしても、シンプルなデザインであればサイズ直しもしやすいです。
シンプルな結婚指輪のデメリット
シンプル過ぎてやや華やかさに欠けていると感じたり、他の人の結婚指輪と比べてしまって装飾やデザインが入っていない点にあまり個性が感じられなかったりすることがデメリットとして挙げられます。シンプルな結婚指輪は、他の人とデザインがかぶっているように見えてしまい、特別感が感じられないと思ってしまうこともあるでしょう。
とくに女性は手元が華やかになると気分があがったり、より愛着がわいたりすることがあるので、シンプルな結婚指輪だと物足りないと感じてしまう人もいるかもしれません。普段使いには問題ありませんが、ファッションとの相性などを考えると、全体が無難にまとまりすぎてしまう印象もあるでしょう。
ダイヤモンドなどの宝石が入った指輪は彩りがきれいで上質なイメージを与えてくれます。また、デザインの幅が広く豊富な種類の中から選べるのに対して、シンプルな結婚指輪は比較的選択の幅が狭いようです。最初はシンプルで目立ち過ぎない点が気に入っていたはずなのに、いつしかシンプル過ぎて愛着がわきにくく、逆に飽きてしまう人もいるでしょう。ダイヤモンドなど宝石のついた指輪は宝石の輝きに目が行くため指輪全体の小傷が目立ちにくいのですが、シンプルな指輪は全体に目が行ってしまうため小傷が目立つのもデメリットといえます。
飽きの来ない美しさが魅力
なかなか使う機会のない婚約指輪とは違って、結婚指輪は毎日使うものなので、シンプルなデザインを選べば流行に左右されず、一生使うことができます。日常生活で家事や仕事をしている時に引っかかりなどが気にならないシンプルなデザインは重さも感じず、飽きもこないでしょう。
一般的に年齢を重ねていくと、しわが増えたり節が目立ったり、手の印象が強まる傾向があります。そうなった場合、デザイン性やファッション性の高い華美な結婚指輪が合わなくなってしまうかもしれません。ダイヤなどがついていないシンプルなリングでも、素材をプラチナではなくホワイトゴールドやイエローゴールド、ピンクゴールドなどに変えるだけで印象が変わってくるでしょう。
また、リングの太さや厚み、フィット感にも注目してみてください。また、デザインをストレートやウェーブ、V字タイプに変えたり、指輪の内側にお互いのイニシャルや記念日(出会った日や入籍日)などを刻印したり、裏石として誕生石を埋め込んだりすることで個性を出すことは可能です。
さまざまなアレンジを組み合わせることで、2人にとって世界で1つの結婚指輪になります。シンプルなデザインであればあるほど、2人のこだわりを活かした結婚指輪になり、どのようなシーンにもふさわしいものになりますね。結婚指輪は観賞用ではなく長く身につけるものなので、もし悩んでしまった場合には、指につけた時に自然に馴染む、シンプルでつけ心地のよいものを選ぶのがおすすめです。
結婚指輪は常に身につけていて長く使うものなので、予算や着用シーンなどを考慮したうえで選ぶことをおすすめします。自分の好みだけでなく2人で納得のいくデザインや着け心地のものを見つけましょう。